政府のGX支援とは 10年で20兆円、移行債を発行
きょうのことば
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2024/6/30 2:00
▼政府のGX支援 国際的な温暖化対策の枠組み「パリ協定」のもと、政府は2050年に温暖化ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げる。岸田文雄首相は22年5月、向こう10年間で官民による150兆円超の投資でグリーントランスフォーメーション（GX）を実現すると表明した。このうち政府は20兆円規模を支援し民間投資を呼び込む。
10年間で20兆円のGX経済移行債を新しく発行して調達する。24年2月から発行が始まった。支援の対象となるのは、化石資源を輸入に依存する日本が速やかに脱炭素型の社会に転換するのに必要な技術開発などだ。脱炭素燃料として期待される水素や、鉄鋼・化学など排出削減が困難な産業の製造工程の転換を支援する。
