業種別融資や排出量 潜在リスク可視化
2024/2/16 2:00 朝刊 [有料会員限定]
主要国の銀行監督当局は気候変動で銀行が抱えるリスクについて2026年にも各行に開示を義務づける。脱炭素社会への移行や自然災害の増加は融資先の事業縮小を通じて銀行の損失につながりかねない。あらかじめ業種別の融資額や融資先の温暖化ガス排出量を開示することで潜在的なリスクを可視化し、円滑な移行への支援を促す。
脱炭素に伴い価値がなくなる設備は「座礁資産(総合2面きょうのことば)」と呼ばれる。国際決済銀...