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⭐️《円相場》

NY円相場、大幅反落 1ドル=146円40〜50銭 一時1か月ぶり円安・ドル高
 
 
#為替概況 #為替・金利 #マーケット
2024/10/3 6:50
【NQNニューヨーク=横内理恵】2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅反落し、前日比2円90銭円安・ドル高の1ドル=146円40〜50銭で取引を終えた。米雇用指標を受けた米長期金利の上昇や日銀が追加利上げを急がないとの見方から円売りが膨らんだ。一時は146円52銭と9月3日以来の円安・ドル高水準を付けた。

同日朝発表の9月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が前月比14万3000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(12万8000人増)以上に増えた。8月分は上方修正された。

労働市場が底堅さを保っており、米連邦準備理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会FOMC)で大幅利下げを続けるとの見方が後退した。米長期金利は前日比0.05%高い(債券価格は安い)3.78%で終え、日米金利差の拡大を背景に円売り・ドル買いが進んだ。

2日に日銀の植田和男総裁と面会した石破茂首相が「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」との認識を示した。FRBの利下げが緩やかになる一方、日銀の追加利上げ時期が想定よりも遅くなる可能性が意識された。4日に米雇用統計発表を控えることもあり、「いったん円の買い持ちを巻き戻す動きが広がった」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)との声があった。

この日の円の高値は144円69銭だった。

円は対ユーロで大幅反落し、前日比3円ちょうどの円安・ユーロ高の1ユーロ=161円80〜90銭で取引を終えた。幅広い通貨に対して円が売られ、対ユーロでも円は大きく下げた。

ユーロは対ドルで4日続落し、前日比0.0025ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1040〜50ドルで取引を終えた。ADP雇用リポートを受けて米長期金利が上昇したことなどがユーロ売り・ドル買いを誘った。

ユーロの安値は1.1033ドル、高値は1.1076ドルだった。