物言う株主とは 企業価値向上へ経営戦略や還元策提案
きょうのことば
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2025/4/29 2:00
▼物言う株主 株主として企業に経営戦略や株主還元について幅広く提案し、株価を高めて利益を得ようとする投資家を指す。米投資銀行ラザードによると、日本では2024年にM&A(合併・買収)関連の提案が19%と過去5年間の平均よりも4ポイント増えた。
東京証券取引所が23年に上場企業にPBR(株価純資産倍率)改善を要請したほか、経済産業省が合理的な条件や対価などを示す「真摯な買収提案」を受けた取締役会に、買収の是非を真摯に検討するよう求めた。これらの取り組みを受けて活動が活発化。取締役の選解任を通じて企業の支配権に影響を及ぼしたり、低収益事業の売却を促したりする提案も目立つ。
00年代は敵対的TOB(株式公開買い付け)など強圧的な面があったため「ハゲタカ」との批判が出やすかった。物言う株主の圧力で企業の経営が改善したり、業界再編につながったりすることから、市場の規律を保つ上で必要な存在として認知されつつある。