【8月第3週振り返り
8月16日月曜 週明け 日経平均400円超安
先週末NYダウ、S&P市場 史上最高値更新
先週末の米国株式市場では相変わらず好調で、NYダウは15ドル高、S&P市場は7ポイント高となり、史上最高値更新となっています。引き続き相場の基調は強く、上げ幅は若干小さくなっていますが、上昇トレンド不変の動きです
一方週明けの日経平均は急落しています。171円安で始まった後、9時6分には400円超安くなって波乱含みです。27500円の水準は岩盤ですので、下げ止まりも近いでしょう
週明けNYダウ、S&P市場 史上最高値更新
米国株式市場のつよさは不変、週明けNYダウは一時300ドル安まで入ったのですが、反発、引けは110ドル高と史上最高値更新を続けています。S&P市場も同じく最高値更新です
日経平均も4日ぶり反発143円高で始まって9時5分には200円高まで上昇してきました。一方マザーズ市場はまだ低迷状態です
NYダウ6日ぶり反落
上げ続けていた米国株式市場ですが、さすがに昨日は一服模様です。NYダウは282ドル安と大きく下げました。ここまでかなり上げ続けてきたので当然の小休止と思います
日経平均は6円高と小幅反発して始まりましたが、引き続き上げが続きません、9時30分現在20円安となっています。相当投資家心理が冷え込んでいますので、反発模様も上値は重そうです
8月19日木曜 日経平均187円安スタート
NYダウ続落382ドル安
昨日の米国株式市場は3指数とも続落でした。NYダウは382ドル安、ナスダック市場は130ポイント安、S&P市場は47ポイント安です。週末の米国のSQに向けた動きもあるかもしれません
日経平均は再び反落、187円安と昨日の上げ分を帳消しにて始まってきました。昨日きれいな反発となったマザーズ市場も安く始まりましたが、戻せるかどうか注目です
【2021年8月20日株レポート】
「前日同様、コロナ感染拡大などを理由に自動車関連株を中心に売り!」
20日の国内株式市場で日経平均株価は続落し、前営業日比267円92銭安の2万7,013円25銭で終えました。1月6日の年初来安値(2万7,055円)を下回り、2020年12月28日(2万6,854円)以来およそ8ヶ月ぶりの安値となりました。
本日は、日経平均株価は安く始まった後も徐々に下げ幅を拡大。一時前営業日比326円36銭安の2万9,954円81銭で安値を付けました。新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き嫌気されたほか、米中の景気が減速してグローバル企業の業績に影響しかねないとのリスクも警戒されました。後場では上海総合指数や香港ハンセン指数などアジアの主要株指数が一時2%超安と一段安となったことも日経平均株価の重しとなりました。TOPIXも続落し0.87%安の1,880.68ポイントで引けました。終値は下値めどとして意識されていた200日移動平均線(1,880.48ポイント)をかろうじて上回りましたが、下値不安は強まっています。
【業種別】では、電気・ガスや陸運、その他製品などが上昇した一方、海運や輸送用機器、非鉄金属などが大幅安となりました。個別銘柄では、【7974】任天堂と【6758】ソニーグループのゲーム大手が逆行高。ゲーム関連では寄り前に新作ゲームの事前登録開始を発表した【4393】バンク・オブ・イノベーションが、一時ストップ高となるなど値を飛ばしました。原油価格の上昇一服を手掛かりに、鉄道株や電力株など原油安メリットセクターが強く、【9008】京王電鉄、【9006】京浜急行電鉄、【9501】東京電力ホールディングスなどが物色されました。保守的傾向が強まる中、【4568】第一三共が大幅上昇。コロナ感染の自宅療養者増加に伴い、酸素吸入装置の需要が高まるとの思惑から、【6960】フクダ電子が急騰しました。一方、生産調整を正式発表した【7203】トヨタ自動車は、前日からの売りが止まらず4%を超える下落。グループの【6902】デンソーが9%近い下落となり、売買代金は全市場のトップ5入りするなど商いも集めました。【7201】日産自動車や【7267】ホンダ、【7261】マツダなど同業の完成車メーカーも軒並み急落。景気敏感セクタ―への警戒感が強まる中、【6954】ファナックや【8031】三井物産が大きめの下落となりました。中国の規制強化リスクがくすぶる【9984】ソフトバンクグループが3%を超える下落。大手海運株の急落を受けて、今週動意づいた【9171】栗林商船や【9363】大運が手仕舞い売りに押され、【9127】玉井商船がストップ安となりました。
本日の日経平均株価・日足は上下にヒゲを伴う「中陰線」となりました。引き続き軟調な展開となり、終値(2万7,013円25銭)は5日連続で5日移動平均線(2万7,365円60銭)を下回っています。日経平均株価は2万7,000円台前半が下値めどとして意識されており、攻防が視野に入ってきています。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、弱もち合いと想定します。26日-28日のジャクソンホール会議を控えているため、模様眺めムードとなりそうな一方、内外での新型コロナウイルス感染拡大による景気落ち込み懸念が、株価の重しになりそうです。
東証1部の売買高は12億3,197万株、売買金額は概算で2兆8,306億円でした。
【本日の新興市場】で日経ジャスダック平均株価は続落し、東証マザーズ指数は小幅に反発しました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比33円71銭安い3,841円44銭と、3ヶ月ぶりの安値となりました。トヨタの減産方針をきっかけに東証1部で自動車関連株が売られるなか、経済活動の先行き不透明感から新興市場の中で景気敏感株が多いジャスダック市場にも売りが波及しました。【8256】プロルート丸光や【2484】出前館が下落しました。半面、【7634】星医療酸器や【4556】カイノスは上昇しました。東証マザーズ指数は前営業日比0.95ポイント高い1,034.81でした。【4934】プレミアアンチエイジングや【4485】JTOWERが上昇しました。一方、【7370】Enjinや【6521】オキサイドが下落しました。20日に東証マザーズ市場に新規上場した【4076】シイエヌエスは初値を23%下回り、制限値幅の下限(ストップ安水準)である2,310円で終えました。午前に公開価格(1,940円)を55%上回る3,010円で初値を付けた後に3,035円まで買われましたが、その後は売りが膨らみました。同日に新規上場した【9241】フューチャーリンクネットワークはストップ安水準の3615円で終え、初値を16%下回りました。午前に公開価格(2,470円)を75%上回る4,315円で初値を付けましたが、買いは続かずストップ安売り気配が続きました。
【本日の言葉】
「常に自己投資。体験にお金を使う。貧乏くさい勉強をしない。」(文筆家/松浦弥太郎)
スキルアップを目指すのはいいですが、片っ端からビジネスセミナーやスクールに通ったりする人がいます。しかし、松浦氏は本気で身に付けたいものがあるときは「最短コースは思いっきりお金をかけること」ことだと言い切ります。たまには赤長身で一杯やるのもいいですが、そんなお金と暇があったら自己投資すべきです。"もう一人の自分"にハッパをかけてみましょう。