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NASA、「アルテミス2」の飛行士4人を発表 24年に月周回へ


配信 2023年4月4日 12:09更新 2023年4月4日 15:39
Josh Valcarcel/NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は3日、人類の月面着陸をめざすアルテミス計画の第2弾「アルテミス2」に搭乗する飛行士4人を発表した。

アルテミス2のクルーは来年11月ごろに宇宙船「オリオン」で出発し、月を周回して約10日後に帰還する予定。

発表によると、NASAのレイド・ワイズマン(47)、ビクター・グローバー(46)、クリスティーナ・コック(44)各氏と、カナダ宇宙庁(CSA)のジェレミー・ハンセン氏(47)が選ばれた。

ワイズマン氏は米メリーランド州出身。米海軍のテストパイロット出身で、2009年に初めてNASAの飛行士に選ばれた。14年にはロシアの宇宙船ソユーズに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した経験を持つ。その後、昨年11月までNASAの飛行士室長を務めていた。アルテミス2の司令官としてクルーの指揮を執る。


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ハンセン氏はカナダ・オンタリオ州出身の戦闘機パイロットで、CSAの現役飛行士4人のうちの1人。09年にCSAの飛行士候補者に選ばれた。

グローバー氏は米カリフォルニア州生まれ。米軍パイロットとして00年代に日本に駐留した経験もあり、空軍テストパイロットの訓練を修了している。13年にNASAの飛行士に選ばれ、20年に米スペースXのクルードラゴン運用1号機に搭乗。ISSに6カ月滞在し、21年に帰還した。

同氏は3日、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターでの記者会見で、選定結果の発表を「人類を火星へ送る旅の新たな一歩」と位置付けた。

コック氏は米ミシガン州出身。ISS滞在中の19年に史上初となった女性だけの船外活動に参加するなど、6回の宇宙遊泳を経験している。ISSでの連続滞在日数は328日間と、女性の史上最長記録。かつてNASAの電気技師としてさまざまなミッションの実験装置の開発に携わったほか、南極での越冬にも参加したことがある。

ジョンソン宇宙センターのバネッサ・ワイチ所長はCNNの取材に対し、選定過程の詳細への言及を控える一方で、「全員が白人男性だった従来のミッションとは違う」と、クルーの多様性を強調した。

コック氏がCNNとのインタビューで語ったところによると、本人たちには2~3週間前、別の名目で予定されていた会合の場で通知された。重大発表があるとは予想もせず、クルーのうち2人は偶然、大幅に遅刻してしまったという。

同氏は選ばれたことを知って言葉を失うほど感激したと振り返り、「月に戻ってさらに火星まで続くチームの一員となることは素晴らしく、本当に光栄なことだ」と語った。