バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

初当選した安河内淳朗さん(26)

▽2022年4月の山口市議選に現役大学生として立候補し、

 安河内さんは選挙のスローガンに「最年少に最燃焼させてください」を掲げた。国連のインターンシップ参加の資金を集めようと路上で靴磨きを始め、市内の湯田温泉で人々と触れ合ううちに、人材不足や若者の流出など地域の課題に気付かされ、立候補を決意したという。
 ▽世界平和は身近なところにある
 ―立候補する前は何をされていましたか。
 大学生でした。起業を手伝った会社で常務取締役も務めていました。学生に業務委託でホテルや旅館の接客、携帯電話販売の営業をしてもらうのが主な仕事で、150人くらいの学生を動かしていました。
 ―なぜ山口市議になろうと思ったのですか。
 高校3年生の時に「イスラム国」(IS)の邦人拘束事件があって、国連でこの問題を解決するという夢ができました。インターンシップに参加するための費用50万円を集めるために、湯田温泉の路上で靴磨きを始めました。靴磨きをする中で、日本・中国・韓国の間の領土問題、少子高齢化など国内の問題を住民の方や観光客の方に教えていただきました。特に住民の方からよく聞いたのが「湯田温泉、めちゃくちゃ古びたんだよね。人ももっとぎゅうぎゅう詰めだったのに」という話。皆さんの目を見て話していたら「昔は幸せだったな」と言っているように感じて、世界平和というのは身近なところにあるんじゃないかという気付きをもらいました。