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日銀総裁とは  『今日のことば』

 金融政策のかじ取り役
 
きょうのことば
#金融政策
2023/4/11 2:00
日銀総裁 中央銀行である日銀をトップとして統括する。内閣が国会の同意を得て任命し、任期は5年間。金融政策決定会合では議長をつとめ、政策決定の際は2人の副総裁、6人の審議委員と構成する9人の政策委員の一人として多数決に加わる。記者会見や国会での発言への注目度は高く、ひと言で為替や株価が大きく動くこともある。


9日に就任した植田和男総裁は1882年の日銀設立時から数えて32代目となる。旧日銀法下では日銀の生え抜きと旧大蔵省(現財務省)の出身者がほぼたすき掛けで総裁をつとめており、植田氏は学者出身で初の総裁となる。民間出身者も1964年に就任した旧三菱銀行出身の宇佐美洵氏以来、59年ぶり。

海外では米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長や欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は法律の専門家で、英イングランド銀行カナダ銀行(中銀)の総裁をつとめたマーク・カーニー氏は民間投資銀行出身だ。日銀総裁の選び方も変わりつつある。

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