#陸自ヘリ事故
2023/4/18 18:14
陸自ヘリ事故の現場海域に展開する海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」(17日、沖縄県・池間島から撮影)=共同
沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明になった事故で、18日の海中の捜索で隊員とみられる1人が新たに見つかったことが政府関係者への取材でわかった。発見されたのは計6人となった。
深い海での作業を可能にする技術「飽和潜水」による捜索活動で見つかった。自衛隊は宮古島西方にある伊良部島の北約6キロの海底で、16日にヘリの胴体部分と隊員とみられる5人を発見した。このうち4人を引き揚げ、18日午前までに死亡を確認した。
ヘリは6日午後3時46分に宮古島分屯基地を離陸し、10分後に同島北西の洋上でレーダーから機影が消えた。偵察訓練中で、第8師団長の坂本雄一陸将を含む10人が乗っていた。陸自は事故調査委員会を立ち上げて原因を調べている。