バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

陸自ヘリ事故、発見5人のうち2人死亡確認 防衛省


 
 
#陸自ヘリ事故
2023/4/16 10:41 (2023/4/16 21:31 更新)
陸自ヘリ事故の現場海域で捜索する海上自衛隊潜水艦救難艦「ちはや」㊧(16日、沖縄県池間島から撮影)=共同
沖縄県宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊のヘリコプター「UH60JA」が行方不明になった事故で、防衛省は16日、海中で機体が見つかったと発表した。現場周辺で隊員とみられる5人を発見し、うち2人の死亡を確認した。不明となってから10日。搭乗者の捜索を続けるとともに、原因究明に向けて事故機の引き揚げを急ぐ。

同省は16日午前、深い海での作業を可能とする特殊技術「飽和潜水」による海中の捜索を再開した。午前8時半ごろに宮古島西方にある伊良部島の北約6キロで陸自ヘリの胴体部分が見つかったほか、周辺で隊員とみられる5人も発見した。レーダー消失地点からは北に約4キロ離れており、海底の水深は約106メートル。


同省は見つかった5人のうち2人を引き上げ、16日夜までに死亡を確認した。他の3人は17日以降に救助を目指す。

飽和潜水は水圧が高い深い海で作業するための技術。潜水士を乗せた装置を海中に投入する。水中に出た潜水士は酸素を送るホースでつながれており、活動はホースが届く範囲に制限される。

海上自衛隊潜水艦救難艦が14日午後に飽和潜水の作業に入ったが、機材にトラブルが生じて中断した。15日は天候不良などを理由に中止となっていた。

不明のヘリは6日午後3時46分に宮古島分屯基地を離陸し、同56分に宮古島北西の洋上でレーダーから機影が消えた。偵察訓練中で、第8師団長の坂本雄一陸将を含む10人が乗っていた。13日夜に水中カメラなどで機体とみられる物体が見つかり、付近では14日にかけて複数の人影も確認されていた。