バンブーズブログ

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日経平均、1年半ぶり高値 261円高の2万9388円


 
 
2023/5/12 9:18 (2023/5/12 15:26 更新)
2万9388円で取引を終え、年初来高値を更新した日経平均株価(12日、東京都中央区
12日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比261円58銭(0.90%)高の2万9388円30銭で終えた。年初来高値を更新し、2021年11月下旬以来、約1年半ぶりの高値を付けた。米国と比べた相対的な日本株の投資環境の良好さに目を付けた海外投資家の買いが相場を押し上げた。国内の投資家の心理もさらに上向き、決算に対する市場の評価が良かった銘柄を中心に買いが集まった。

きょうは週末とあって利益確定や持ち高整理を目的とした売りも上値では出たが、勢いは限られた。足元の相場の強さがあらためて意識され、日経平均大引け前に上げ幅を300円近くまで広げた。

米国では債務上限問題や地域銀行の経営不安などを巡って相場が不安定な動きをしている。一方、日本は日銀が金融政策の修正に慎重なハト派的な姿勢を示すなか、株式市場にとってプラスの環境がしばらくは続くとの見方から逃避的な買いが入りやすくなっているとの見方があった。自社株買いなど株主還元強化の動きも好感された。

東証株価指数TOPIX)は3日ぶりに反発し、前日比13.30ポイント(0.64%)高の2096.39で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆9587億円と、3月10日以来の高水準だった。売買高は16億6497万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1031と、全体の約56%だった。値下がりは737銘柄、変わらずは66銘柄だった。

東エレク、ファストリ、アドテスト、ホンダ、コナミGが上昇した。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、トレンド、ファナック、武田が下落した。