バンブーズブログ

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日経平均、終値93円安の2万8564円


 
 
 
2023/4/21 9:07 (2023/4/21 15:40 更新)

21日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、大引けは前日比93円20銭(0.33%)安の2万8564円37銭だった。米景気の先行き不透明感や円高の進行が重荷となり、利益確定売りに押された。一方、半導体関連で指数寄与度の高い東エレクやアドテストが上昇し、指数を下支えした。

米国では弱い経済指標が相次ぐなかで前日の主要3株価指数がそろって下落し、日本株の売りに波及した。電気自動車(EV)大手テスラの2023年1〜3月期決算が大幅減益となるなか、自動車株が下落した。円相場で1ドル=133円台後半まで円高・ドル安が進んだことも輸出関連株を下押しした。米金利低下を背景に銀行株や保険株の下げも目立った。

一方、米ラムリサーチや台湾積体電路製造(TSMC)の決算を受け、半導体市況の底入れ期待が急速に広がり、関連銘柄は軒並み高となった。日銀の金融緩和路線の継続期待や東証の低PBR(株価純資産倍率)企業への改善要請なども追い風となり、日経平均は一時上げに転じて18日に付けた年初来高値(2万8658円)を上回る場面もあった。

市場では「日本株を取り巻く環境は悪くないが、米景気悪化の影響が気がかり。株価が一本調子で上げるのは厳しい」(楽天証券の窪田真之チーフ・ストラテジスト)との声が出ていた。

東証株価指数TOPIX)は3日続落し、前日比4.67ポイント(0.23%)安の2035.06で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆5650億円。売買高は10億5303万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は938、値上がりは797、変わらずは100だった。

きょう東証プライム市場に上場した楽天銀は10時3分に公開価格(1400円)を456円(32.6%)上回る1856円で初値を付けた。その後も堅調に推移し、終値は1930円だった。

日産自、楽天グループ、三菱UFJTDKが下落した。東ガス、川崎汽、Jフロント、エーザイは上昇した。