バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

NYダウ4日続落、255ドル安 債務上限問題の交渉停滞で

NYダウ4日続落、255ドル安 債務上限問題の交渉停滞で
 
 
 
2023/5/25 5:16 (2023/5/25 6:03 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比255ドル59セント(0.8%)安の3万2799ドル92セントで終えた。この4営業日で合計735ドル下げ、3月29日以来の安値を付けた。米連邦政府の債務上限問題を巡る政府と野党・共和党の交渉に進展がみられず、先行き不安が広がった。高インフレの継続に対する警戒感から欧州株式相場が下落したのも米株の重荷だった。

米野党・共和党マッカーシー下院議長は24日、債務上限の引き上げを巡る協議で「まだ意見がかなり割れている」と述べた。「依然として歳出を巡って隔たりがある」という。政府の資金繰り策は早ければ6月1日に尽きるとされており、投資家が運用リスクを減らそうと株式に売りを出した。

24日発表の4月の英消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想を上回り、高インフレが欧州景気を押し下げるとの見方が強まった。主要な欧州株式相場が下げ、米株の売りに波及した面もあった。

24日午後発表の米連邦公開市場委員会FOMC)議事要旨(2〜3日開催分)では、参加者が「どの程度の追加の金融引き締めが適切か不透明だ」とみていたことがわかった。利上げ継続の是非を巡って意見が分かれており、今後の経済指標を見極める必要があるとして発表後の米株相場の反応は目立たなかった。

個別では工業製品・事務用品のスリーエムやドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスの下げが目立った。顧客情報管理のセールスフォースや製薬のメルクは上昇した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。前日比76.083ポイント(0.6%)安の1万2484.162で終えた。ネット検索のアルファベットや電気自動車のテスラが下げた。