バンブーズブログ

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Yダウ6日ぶり反発、47ドル高 債務上限の警戒和らぐ


 
 
#北米
2023/5/16 5:25 (2023/5/16 6:14 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、前週末比47ドル98セント(0.1%)高の3万3348ドル60セントで終えた。イエレン米財務長官が13日、米債務上限問題を巡る交渉について「進展している」との認識を示した。市場の過度な警戒が和らぎ、主力株の一部に買いが入った。前週末まで5日続落していたため、自律反発狙いの買いも支えだった。

債務上限問題を巡っては、バイデン米大統領と野党・共和党マッカーシー下院議長らの会談が16日に行われる見通し。市場では「過度に悲観的な見方が後退している」(CFRAのサム・ストーバル氏)との声があり、協議の進展期待が株式相場の支えとなった。前週末までの5営業日で370ドルあまり下げた後で、自律反発を期待した買いが入りやすかった。

ただ、マッカーシー下院議長が15日、「(見解には)大きな隔たりがある」と述べた。解決に向けた障壁は多く、積極的に株式を買う動きは広がらなかった。

ダウ平均は140ドル近く下げる場面があった。ニューヨーク連銀が15日朝に発表した5月の製造業景況指数はマイナス31.8と、前月(プラス10.8)から大幅に悪化した。景気悪化を示す材料として、幅広い銘柄に売りが出た。

半導体インテル、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが上昇した。半面、通信のベライゾン・コミュニケーションズ医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、小売りのウォルマートが下落した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前週末比80.466ポイント(0.7%)高の1万2365.209で終えた。半導体モリーマイクロン・テクノロジー半導体製造装置のアプライドマテリアルズが上昇した。