平等表す指数、日本116位
きょうのことば
2023/6/6 2:00
▼男女共同参画 男女が対等に社会活動へ参画する機会が確保され、均等に責任を持つ考え方。1999年に男女共同参画社会基本法で定めた。世界経済フォーラムが2022年に発表した男女平等の実現度合いを表すジェンダー・ギャップ指数は、日本の総合順位が146カ国中116位にとどまった。女性の社会進出を促す改革を迫られている。
必要な条件の1つは賃金の向上だ。22年に改正した女性活躍推進法は大企業に男女間賃金格差の情報開示を義務付けた。女性が働き続けるには男性が子育てに参加できる職場環境づくりも欠かせない。22年施行の改正育児・介護休業法は男性の取得促進のため、子の出生後8週間以内に4週間まで育休を取得できると定めた。
政府には松野博一官房長官が議長を務める男女共同参画会議がある。6月中に女性活躍・男女共同参画の重点方針（女性版骨太の方針）をまとめる予定だ。昨年の重点方針にはデジタル人材の就労支援や公務員女性の職域拡大などを盛り込んだ。24日からは栃木県日光市で主要7カ国（G7）の男女共同参画・女性活躍担当相による会議を開く。
