バンブーズブログ

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侍ジャパン・栗山英樹前監督 WBCヌートバー選出の決め手は斎藤佑樹氏からのLINEだった


 講演会で話をする侍ジャパン前監督の栗山英樹
 3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、野球日本代表「侍ジャパン」を世界一に導いた栗山英樹前監督(62)が7日、都内で「第381回読売国際経済懇話会YIES講演会」に出席。「ドリーム・チームの創り方」をテーマに、メンバー選出の秘話などを明かした。  講演では、日系選手として初招集したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手について、選出に至った経緯を説明。ヌートバーの他にも6人の候補選手を調査したが、全選手が「出たい、出してくれ」という返答だったと言い、「(国際大会に対する)意識がすごく高いんだなと感じました」と振り返った。  その上で、ヌートバーについて「たまたま、斎藤佑樹からラインがきたんです」と告白。同氏が早実3年時に、楽天の田中将らと高校日本代表の米国遠征に行った際、小学生だったヌートバーがボールボーイを務めた。この時に撮影した写真が送られてきたという。  「そんな縁があったんだ」と、運命的なものを感じていた中で、オンラインで本人とも面談。画面に出てきたヌートバーはこの時にもらったという、日本代表の帽子をかぶって登場。「僕はその姿で決めました。野球に対する一生懸命さ、誠意は見ている人たちに伝わる。日本代表の帽子を目深にかぶるカージナルスの選手を初めてみた。これは大丈夫だ。あとは結果を残してもらうだけだと、信じて選びました」と明かした。  WBCではリードオフマンとして活躍。ペッパーミルパフォーマンスなどで一躍人気者となっただけに「いまでもお母さんとはたまに、ラインをしているんですけど。CMにも出てるんでよかったなみたいな、そんな感じなんですよね。ただ多分、負けていたら僕は今、日本に居ないんだろうなって本当に思います」と、選出時の葛藤を笑顔で明かした