バンブーズブログ

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1分で読める海外市場(14日)米ダウ反落、FRB年内2回の追加利上げ示唆


 
 
#Market Morning Briefing #コラム #マーケット
2023/6/15 6:50
 
株式

14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日ぶりに反落した。米連邦準備理事会(FRB)は同日の米連邦公開市場委員会FOMC)で2023年中に残り2回と市場予想を上回る追加利上げを示唆した。金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を強めたと受け止められ、金利上昇と景気悪化懸念を誘った。一方で、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は5日続伸した。

債券

14日のニューヨーク債券市場で長期債相場は反発した。長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は高い)3.79%で終えた。FOMCの結果発表後に大きく下げ、10年債利回りは一時3.85%と5月下旬以来の水準に上昇する場面もあったが、金融引き締めが長引くとの懸念から長期債は買いが優勢となった。

為替

14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発した。米連邦準備理事会(FRB)は14日の米連邦公開市場委員会FOMC)で政策金利を据え置いた。市場の想定通りの結果だったものの、前日にかけて米長期金利の上昇を受けた円安・ドル高が進んだ後で14日は円買い・ドル売りが優勢となった。

商品

14日の原油先物相場は反落した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化し、景気が落ち込んで原油需要が伸び悩むとの見方が売りを誘った。米エネルギー情報局(EIA)が14日発表した週間の石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増え、需給の緩みが意識されたことも重荷となった。

ワンポイント

米連邦準備理事会(FRB)は14日開いた米連邦公開市場委員会FOMC)で利上げを見送りました。据え置きは2022年3月のゼロ金利解除以降で初めてで、11会合ぶりです。同時に公表した経済見通しでは、23年内のあと2回分の利上げを示唆。利上げを終える時期の想定は後ろにずれ、米景気を腰折れさせずにインフレを抑えようと追加引き締めの時期を慎重に探る構えです。