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NYダウ7日続伸366ドル高 1年3カ月ぶり高値、決算支え


 
 
 
2023/7/19 5:19 (2023/7/19 5:52 更新)
 
【ニューヨーク=竹内弘文】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比366ドル(1%)高い3万4951ドルで引け、7営業日連続の上昇となった。7日続伸は2021年3月以来。終値では1年3カ月ぶりの高値をつけた。人工知能(AI)関連の発表や金融大手の好決算などが手掛かりとなった。

多くの機関投資家が参照するS&P500種株価指数、テクノロジー銘柄の比率が高いナスダック総合株価指数も年初来高値を更新し、ともに22年4月以来の高値をつけた。

ダウ平均採用銘柄のなかで18日の上昇率首位となったのはマイクロソフトで、4%高だった。AIを組み込んだ業務ソフト群「マイクロソフト365」の提供を発表したことが買い材料になった。

金融大手ゴールドマン・サックスも3%高となり、指数を押し上げた。ダウ平均の採用銘柄でない同業のモルガン・スタンレーが18日朝発表した23年4〜6月期決算は最終減益ながら市場予想を上回った。19日発表予定のゴールドマンの決算に対する期待が高まり、買いを誘った。

個人消費動向を映す経済指標が適度な減速を示したことも株式相場を支えた。6月の米小売売上高は前月比0.2%増で、ファクトセット集計の市場予想0.5%増を下回った。7月25〜26日の米連邦公開市場委員会FOMC)での利上げはほぼ確実視されているが、同会合で利上げは打ち止めとの見方が広がっている。マネーがリスク資産の株式に向かいやすくなっている。