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《米景気指標》就業者数、4月は17.5万人増 市場予想下回る


#北米 #国際 #経済
2024/5/3 21:34 (2024/5/3 21:51 更新)
 
企業の求人件数は減少(4月、米東部メリーランド州
【ワシントン=高見浩輔】米労働省が3日発表した4月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数が前月から17万5000人増えた。24万人程度だった市場予想を下回った。新型コロナウイルス禍後の過熱感は緩やかに和らぎつつある。

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レジャー関連や政府部門で前月までの高い伸びが一服した。2月の伸びは27万人から23万6000人に、3月は30万3000人から31万5000人にそれぞれ修正された。

失業率は3.9%だった。エコノミストは3月から横ばいの3.8%を予想していた。低い水準だが基調が上向きつつある。

米債券市場では統計の公表後に金融政策の先行きを映す2年債利回りが4.86%から0.1ポイント程度低下した。利下げ開始の時期が近くなるとの見方を反映した。

 
「過熱」の象徴だった求人件数は3月に848万8000件と前月から3.7%減った。コロナ禍前より100万件程度多いが、ピークだった22年3月より3割少ない。米求人サイト「インディード」の求人広告は4月も前年より13%低い水準だ。