2位に10本差のキング独走弾で再びペースアップへ
【MLB】レンジャーズ-エンゼルス(8月16日・日本時間17日/アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。第1打席で3試合ぶり42号アーチを放った。
今季ここまで打率.303、41本塁打、84打点、17盗塁という成績を残している大谷。ホームラン王争いは2位に9本差をつける独走状態が続き、打点もリーグ3位。打率も3割をキープしリーグ5位と、投手として10勝をあげながら打撃3部門すべてで上位につける圧巻の数字となっている。強打者の指標であるOPSも1.062とリーグ唯一の1.0超えでメジャートップ。スリーベースヒットも1位タイ、75四球も16敬遠も1位と、その異次元の活躍は米メディアがすでに今季のMVPは当確と報じたほどだ。
5月3日(日本時間4日)以降3カ月半に渡り1試合も休むことなく出場を続ける大谷は、一時期体の痙攣を訴えて途中交代する場面が続くなど疲労はピークに達している。この日も本来であれば二刀流で先発登板予定だったが、腕の疲労によりローテーションを1度飛ばす決断。打者として92試合連続となるスタメン出場を果たすと、その第1打席で豪快なホームランを放ち、結果に結びつけてみせた。
連戦の疲れからか8月に入って当たりが止まり、今季最長の8試合ノーアーチも経験したが、これで8月13日(日本時間14日)に続く今月3本目の本塁打。エンゼルスは8月3勝11敗と崩れ、プレーオフ圏内まで8ゲーム差と9年ぶりポストシーズン進出は難しくなったが、大谷は失速したままでは終わらないはずだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)