バンブーズブログ

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NYダウ続落、174ドル安 金融や消費関連に売り


 
 
 
2023/8/23 5:21
 
【NQNニューヨーク=川上純平】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比174ドル86セント安の3万4288ドル83セント(速報値)で終えた。大手格付け会社が一部の米地銀を格下げし、金融株の売りを誘った。大手百貨店の業績見通しが振るわず、消費関連株が下げたのも相場の重荷だった。

S&Pグローバル・レーティングスは21日、資金調達コストの上昇による収益力の低下などを理由に米地銀5行を格下げした。金融機関の経営環境の厳しさが改めて意識され、JPモルガン・チェースゴールドマン・サックスといった金融株への売りが目立った。

消費関連株の一角も安く、スポーツ用品のナイキやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが下げた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、百貨店大手のメーシーズは22日発表の四半期決算で示した2023年8〜10月期の業績見通しが市場予想を下回り、株価が急落した。消費の先行き不安が意識され、小売り株の重荷となった。

半面、足元にかけて下げが目立っていたスマートフォンのアップルは上昇した。航空機のボーイングや通信のベライゾン・コミュニケーションズも買われ、相場を下支えした。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比8.283ポイント高の1万3505.873(速報値)で終えた。