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長期金利0・7%に上昇、9年8か月ぶり水準…金融緩和策の転換が近づいているとの見方


 
配信 2023年9月11日 09:07更新 2023年9月11日 13:36
読売新聞オンライン

 週明け11日の東京債券市場は、日本銀行の金融緩和策の転換が視野に入ったとの受け止めから、長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、前週末終値比0・050%高い0・700%まで上昇(債券価格は下落)した。2014年1月以来9年8か月ぶりの高い水準。日米金利差の縮小を見込んで対ドル円相場は前週末から円高が進み、一時、146円台半ばとなった。

 

 

 債券市場では、米景気の先行き懸念が後退する中、日本経済も順調に回復へ向かうとの期待感が浸透。賃上げを伴う持続的な物価上昇を目指す日銀の金融緩和策の転換が近づいているとの見方につながった。


 日銀は7月、0%程度とする長期金利の上限を従来の0・5%から事実上1・0%に拡大。11日は取引開始直後から長期金利が上昇したものの、日銀が同日午前時点で金利を抑えるための計画外の国債買い入れ「臨時オペ」を通知しなかった。債券売り(金利上昇)をさらに誘った。SMBC日興証券の奥村任氏は、「金利上昇を試していく段階が続く」とみる