NPBエンタープライズは24日、侍ジャパン・井端弘和新監督（48）の初陣となる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」（11月16～19日、東京ドーム）の出場メンバー26人を発表した。
会見に出席し、選手名を読み上げた井端監督は「若い選手を中心に今後の野球界を背負って立ってほしいなという人選で選ばせていただきました」と26人について説明した。
今大会は24歳以下、または入団3年目以内の若手選手が対象。使用可能なオーバーエイジ枠（29歳以下）は3人までとなっている。オーバーエイジ枠では今季プロ7年目で初の2ケタ勝利、10勝（5敗）の今井達也（25、西武）。チームでは抑えを任されセ・リーグ2位の33セーブをマークした田口麗斗（28、ヤクルト）。プロ7年目で今季は捕手に専念し、チームを5年ぶりのAクラスに導いた坂倉将吾（25、広島）が選出された。
野手では今季プロ3年目で初安打、初本塁打をマークしブレイクした身長2ｍの秋広優人（21、巨人）。同じく巨人でルーキーながらショートの座を掴んだ門脇誠（22）がメンバー入り。中日の岡林勇希（21）は1本差で2年連続となる最多安打のタイトルを逃したが、自己最多163本のヒットを放ち、大きく成長。侍ジャパンのリードオフマンに期待がかかる。
中軸候補には入団1年目から3年連続20本塁打の佐藤輝明（24、阪神）。2023年WBC（ワールドベースボールクラシック）で3大会ぶりの世界一奪還を果たしたメンバーで、今季のセ・リーグ打点王、最多安打の牧秀悟（25、DeNA）。今季25本塁打と長距離砲の片鱗を見せた万波中正（23、日本ハム）と顔ぶれが豊富。
投手陣はオーバーエイジ枠の2人に加え、セ・リーグ優勝の阪神から及川雅貴（22）、桐敷拓馬（24）の2人。今季9勝（10敗）の隅田知一郎（24、西武）、6勝（7敗）の早川隆久（25、楽天）らが選ばれた。
井端監督は「代表がほとんど初めてというところで、いろいろ経験してほしいなと思いますし、その経験を次のレギュラーシーズンならびに国際試合でまた発揮してもらえるようにどんどん個人が成長してもらえれば嬉しいと思います」と期待した。
日本は16日に台湾、17日に韓国、18日にオーストラリアと戦い、19日に3位決定戦と決勝が行われる。
井端新監督の侍ジャパンは、大会に向け11月6日～13日に宮崎市清武総合運動公園で秋季キャンプを行う。
【牧秀悟選手コメント】
「11月に行われるアジアプロ野球チャンピオンシップ2023に選出して頂き凄く光栄です。井端監督が率いる初の大会で選出されたので自分の出来ることをやっていきたいですし、初めて関わる選手も多くコミュニケーションを取り勝利にこだわっていきたいです」
■投手
15 早川隆久（25、楽天）
16 隅田知一郎（24、西武）
17 赤星優志（24、巨人）
19 佐藤隼輔（23、西武）
20 横山陸人（22、ロッテ）
21 吉村貢司郎（25、ヤクルト）
34 田口麗斗（28、ヤクルト）★
37 及川雅貴（22、阪神）
47 桐敷拓馬（24、阪神）
48 今井達也（25、西武）★
50 清水達也（23、中日）
59 根本悠楓（20、日本ハム）
■捕手
22 古賀悠斗（24、西武）
31 坂倉将吾（25、広島）★
58 石橋康太（22、中日）
■内野手
2 牧秀悟（25、DeNA）
8 佐藤輝明（24、阪神）
9 野口智哉（24、オリックス）
24 紅林弘太郎（21、オリックス）
35 門脇誠（22、巨人）
51 小園海斗（23、広島）
■外野手
1 藤原恭大（23、ロッテ）
23 森下翔太（23、阪神）
55 秋広優人（21、巨人）
60 岡林勇希（21、中日）
66 万波中正（23、日本ハム）
※氏名の前の数字は背番号
