バンブーズブログ

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『所得代替率』今日の言葉

所得代替率とは 年金の給付水準を表す指標
 
きょうのことば
#きょうのことば #年金 #経済
2024/7/4 2:00
所得代替率 年金を65歳でもらい始めたときの金額が、そのときの現役世代男性の平均手取り収入の何%にあたるかを示す指標。年金の名目額では物価や賃金が上昇したときに実質的な価値がわからないため、現役世代と比較する形で給付水準を表す。

 
厚生労働省が5年に1度、年金制度の長期的な見通しを確認する「財政検証」はモデル年金の受給水準を中心に分析する。モデル年金とは平均的な収入で40年間就業した夫と専業主婦の妻の世帯が受け取る厚生年金と国民年金(基礎年金)の合計額だ。共働きや単身世帯の増加を受け、複数のモデルを設けるべきだとの指摘が出ている。

2024年度の現役世代の平均手取りは37万円で、モデル年金は22.6万円だった。所得代替率は61.2%で、19年度から0.5ポイント下がった。年金をもらう高齢者が増え、保険料を払う現役世代が減るなかで年金財政のバランスをとるために所得代替率は当面、低下していく。