バンブーズブログ

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NYダウ続落で251ドル安 メタ4%安、テック株売り波及


 
 
 
2023/10/27 5:27
 
【NQNニューヨーク=横内理恵】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比251ドル63セント安の3万2784ドル30セント(速報値)で終えた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、25日夕発表の四半期決算を材料に交流サイトのメタが前日比で4%安と下落した。大型ハイテク株全般に割高感が意識され、ソフトウエアのマイクロソフトスマートフォンのアップルなどに売りが波及した。

メタは7%近く下げる場面があった。2023年7〜9月期決算は市場予想を上回る増収増益だったものの、決算説明会で中東情勢が広告需要に与える影響に言及し、業績不透明感が広がった。ハイテク株を取り巻く経営環境の厳しさや株価の相対的な割高感が意識された。

米債券市場で長期金利が一時前日比0.12%低い4.83%に低下した。株式の相対的な割高感が薄れたとの見方で、ダウ平均は上げに転じる場面があった。

朝方発表の7〜9月期の米実質国内総生産GDP)速報値は前期比年率4.9%増と4〜6月期(2.1%増)から強まり、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(4.7%増)を上回った。ただ、金融引き締めが続くなかで高成長が続くとみる参加者は少なかった。7〜9月期の米個人消費支出(PCE)物価指数のエネルギー・食品を除くコア指数の伸びは前期比年率2.4%上昇と4〜6月期(3.7%)から鈍化し、インフレ減速基調を示したと受け止められた。

ダウ平均ではスポーツ用品のナイキやクレジットカードのビザなど消費関連株も売られた。一方、25日夕発表の四半期決算で売上高などが市場予想を上回ったIT(情報技術)のIBMが高い。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比225.619ポイント安の1万2595.605(速報値)で終えた。電気自動車のテスラや画像処理半導体のエヌビディアの下げが目立った。