バンブーズブログ

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イスラエル軍「ガザ地上作戦拡大」 空爆激化、通信途絶も


 
 
#イスラエルハマス衝突 #中東・アフリカ
2023/10/28 3:25 (2023/10/28 4:18 更新)

イスタンブール=木寺もも子】イスラエル軍のハガリ報道官は27日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を「今夜、拡大する」と述べた。作戦の規模は不明。本格的な地上侵攻が始まれば、2014年以来9年ぶりとなる。

27日夜に会見したハガリ氏によると、ハマスの地下拠点やインフラなどを標的とした空爆も強化した。現地からの映像によると、イスラエルとガザの境界で大きな爆発が起きているもようだ。米ABCテレビによると、イスラエル軍の報道官は地上侵攻の開始ではないと述べた。

ハマスは通信アプリ「テレグラム」において、ガザ北部や中部で「イスラエルの地上侵攻と対峙(たいじ)している。暴力的な衝突が起きている」と投稿した。

ガザでは広い範囲でインターネットと電話が使えなくなっているもようだ。ロイター通信によると、パレスチナ側の通信事業者は27日、激しい空爆でサービスが停止したと明らかにした。

イスラエルは13日以降、局地的な地上作戦を複数回実施してきた。これまでは人質の居場所の情報収集や、本格的な侵攻に備えた準備としてハマスの拠点を攻撃するなどしていた。25〜26日には戦車を投入し、その後撤収したと明らかにした。

ハマス側は外国人を含む200人以上の人質を捕らえており、米国などは解放に向けて交渉を続けている。米CNNによると、米国家安全保障会議NSC)のカービー戦略広報調整官は27日、人質解放のための短期間の停戦について「イスラエルと活発に協議している」と述べた。

7日以降の衝突で、イスラエル側では1400人超、ガザでは少なくとも7000人以上が死亡した。地上侵攻が本格化すれば双方の犠牲が拡大するのは必至で、ガザでは多くの民間人が巻き込まれる恐れが高い。