バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

長短金利操作『きようのことば』

日銀の金融緩和策の柱、副作用も
 
きょうのことば
#きょうのことば #金融政策
2023/11/1 2:00
長期金利操作 日銀が短期金利長期金利の両方を目標の水準に誘導する金融緩和の枠組み。「イールドカーブ・コントロール(YCC)」とも呼ばれ、2016年9月に導入した。従来の伝統的な金融緩和は短期金利のみを操作対象としたのに対し、長短金利操作では残存年限(満期までの期間)ごとの金利をつなげた利回り曲線(イールドカーブ)全体を押し下げる。

 
日銀は短期金利当座預金の一部に適用する金利)をマイナス0.1%、長期金利の誘導目標を「ゼロ%程度」としている。利回りを抑え込む手段として日銀が国債を購入する。指定した利回りで国債を無制限に買う指し値オペを手段として備える。

国債の大量購入に伴い債券市場の機能が悪化したことに配慮し、日銀は指し値オペを実施する長期金利の上限水準を徐々に引き上げてきた。22年12月にはそれまでの0.25%から0.5%に、今年7月には1%に引き上げた。10月には長期金利の上限は1%をめどとして、1%超えを容認。金融緩和を維持しつつ市場機能の改善をめざす。