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大谷翔平が大リーグMVP 「満票2度目」は史上初


 
 
#大谷翔平 #MLB
2023/11/17 8:30
 
大谷は2021年以来2度目のMVPに選出された=共同
米大リーグ機構は16日、今季の最優秀選手(MVP)を発表し、日本人初の本塁打王に輝くなどエンゼルスで投打の「二刀流」で活躍した大谷翔平ア・リーグMVPに満票で選ばれた。2021年に初受賞している大谷は日本選手として初の2度目の受賞。前回も満票で選ばれており、2度目の満票選出は史上初の快挙。

今季はシーズン終盤に右肘や脇腹の負傷で離脱したが、打者で44本塁打をマークし日本勢で初の本塁打王を獲得。打率3割4厘、95打点の成績を残し、OPS出塁率長打率を合計した数字)はメジャートップの1.066をマークした。投手でも10勝(5敗)を挙げ、史上初の2年連続「2桁勝利、2桁本塁打」と比類なき成績を残し、自身とともにMVPの最終候補だったレンジャーズの内野手のシーガーとセミエンを抑えて全米野球記者協会会員30人の投票で全員から得票した。

大谷は岩手・花巻東高から13年にドラフト1位で日本ハム入り。14年にプロ野球史上初の「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。18年にエンゼルスに入団し、4勝、22本塁打で新人王を獲得。21年に9勝、46本塁打で初めてMVPに選ばれた。22年には15勝、34本塁打で1918年のベーブ・ルース以来となる「同一シーズン2桁勝利、2桁本塁打」を達成し、現行のメジャーでは初となる規定打席規定投球回の同時到達の偉業も成し遂げた。

今年9月に右肘を手術した大谷は、24年は打者に専念する可能性が高い。今オフにフリーエージェント(FA)となり、エンゼルスから提示された、規定額(今季は2032万5千ドル=約30億7千万円)で1年契約を結べる「クオリファイング・オファー(QO)」を拒否。史上最大規模の契約も見込まれる中、動向が注目される。

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