「ポーカーフェースで心の中では笑顔だったと思う」
2023/12/06 10:25
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大谷翔平
大リーグ
【ナッシュビル(米テネシー州)=帯津智昭、平山一有】米大リーグのウィンターミーティングは5日(日本時間6日)、米テネシー州ナッシュビルのリゾートホテルで監督やゼネラルマネジャー(GM)らの取材対応が行われ、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平選手(29)が、移籍先の「本命」とみられているドジャースと接触していたことが判明した。ロバーツ監督が明らかにした。
大谷と面会したことを明らかにしたドジャースのロバーツ監督(12月5日、米テネシー州ナッシュビルで)=帯津智昭撮影
会ったのは数日前で、場所はロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムだった。面会は約2~3時間だったといい、ロバーツ監督は「ショウヘイと会って話をしたし、うまくいったと思う。彼はこのリーグに6年間いて、ドジャースやこの街(ロサンゼルス)について、かなりよくわかっている。彼と一緒に時間を過ごすことができて、うれしかった」と述べた。「彼(の獲得)が我々にとって最優先事項であることは明らかだ。これまで想像していたどの選手よりも素晴らしい。特別な、特別な選手だ」と力を込めた。面会した際の大谷の表情については、「彼はポーカーフェースだった。心の中では笑顔だったと思う」と振り返った。
ドジャースは岩手・花巻東高時代からスカウトが視察しており、大谷が同高3年だった2012年9月には日米の球団のトップを切って幹部が高校を訪問した。日本ハムに入った大谷が17年にポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指した際も獲得に乗り出し、面談した全7球団の一つに残っている。
今回の大谷獲得を巡っては、この他にカブス、ブルージェイズ、エンゼルス、ジャイアンツが残り、ブレーブスも候補から外れていないとの報道もある。
大谷は4日、フロリダ州にあるブルージェイズのキャンプ施設を訪問したと報じられている。ブルージェイズのシュナイダー監督は4日にウィンターミーティングの会場で取材に応じる予定だったが、5日に急きょ変更になった。シュナイダー監督は5日、「誰とどこで会うかは、私たちだけの秘密だ」と明言を避けた。