大手、6.5万基計画 天文学へ「光害」深刻に
#チャートは語る
2024/1/7 2:00 朝刊 [有料会員限定]
夜空の景色が変わりつつある。地球に近い軌道を飛ぶ人工衛星(総合2面きょうのことば)が目に見えて増えているためだ。もっぱら通信用で流れは不可逆。現状の主要な計画通り打ち上げが進むと、日本付近で眺められる星の1割に及ぶ。天文学への影響を懸念する声も強まっている。
「人工衛星は世界中どこからでも見える。望遠鏡はその影響から逃れることはできない」。カナダ・レジャイナ大学の天文学者、サマンサ・ローラー准教...