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キオクシアが最先端半導体に7200億円投資 経産省も補助


 
 
#経済 #経済 #エレクトロニクス
2024/2/6 11:21
経済産業省は6日、キオクシアホールディングスと米ウエスタンデジタル(WD)による最先端半導体モリーの量産を支援すると発表した。両社の総投資額はおよそ7290億円で、経産省が最大2430億円を補助する。生成AI(人工知能)などへの供給を想定している。

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キオクシアとWDは三重県四日市工場(四日市市)や岩手県の北上工場(北上市)で最先端メモリーを量産する。四日市工場では月6万枚、北上工場では月2万5000枚を生産する。ともに2025年9月の初出荷をめざす。2工場の最先端品の量産は総投資額がおよそ4500億円で、経産省が最大1500億円を補助する。

 
キオクシアの四日市工場(三重県四日市市
量産する最先端メモリーは「第8世代」や「第9世代」と呼ぶ。データの書き込みや読み出しの速度が速い。消費する電力も少ないといった特長がある。経産省は生成AIや自動運転向けに世界的に需要が高まるとみる。

四日市工場や北上工場での最先端品の量産では9000人程度の雇用を見込む。経産省は地域経済への波及効果も期待する。

キオクシアとWDはもともと四日市工場で「第6世代」などの量産を計画していた。合計すると、両社の総投資額は7290億円に上り、経産省の支援は最大で2430億円となる。

経済安全保障の観点で日米が歩調を合わせる意義は大きい。斎藤健経産相は同日の記者会見で「日米が連携して世界が必要とするメモリーの供給責任を果たす」と述べた。