本日の株式相場状況 「上げ幅1,000円超、1989年の最高値が視野に!」
13日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比1,066円 55銭高の3万7,963円97銭で終えました。
本日の《国内株式市場》 はリスクオン一色といってよい展開で、日経平均株価は朝方高く始 まった後、先物を絡め一貫して上げ幅を広げました。前日の欧州株 式市場でドイツやフランスの主要株価指数が史上最高値を更新した ほか、
《米国株式市場》 でもNYダウが最高値を更新するなど世界株高の流れが形成されて おり、相対的に出遅れる国内株式市場にも海外投資家とみられる大 口買いが流入しました。特に半導体関連など日経平均寄与度の高い 値がさ株が買われ、全体指数を押し上げる格好となりました。 【外国為替市場】 で1ドル=149円台半ばの推移と足もとでやや円安方向に振れたこと も輸出セクターに追い風となった模様。プライム上場銘柄の77%が 上昇する買い気の強い地合いでした。全体売買代金も6兆円近くに 達し大活況相場の様相を呈しました。
【業種別】 では、保険業の大幅高が目立ったほか、電気機器、サービス業、輸 送用機器、卸売業などが上昇。一方、パルプ・紙、不動産業の2業 種のみ下落しました。
【個別銘柄】 では、日経平均寄与度の高い【9984】ソフトバンクグループなどが 大幅高に買われ、【6920】レーザーテックも堅調。その他、日経
平均採用銘柄では、金融庁主導で政策保有株の売却報道があったこ
とから【8725】MS&ADインシュアランスグループホールディン グス、【8766】東京海上ホールディングなどが急騰。【7203】ト ヨタ自動車が上値を追う展開となり、【6526】ソシオネクストな ども活況高となりました。 半面、【6723】ルネサスエレクトロニクス、【6146】ディスコがや や利益確定売りに押される展開となり、【5406】神戸製鋼所も下 落。他にも、今期一転減益に下方修正した【1963】日揮ホールディ ングスがストップ安。【7261】マツダ、【4578】大塚ホールディン グスも売り優勢となりました
【チャート分析】
13日の日経平均株価・日足は「大陽線」となりました。「足元の水 準である3万7,000円台は累積売買代金の多い価格帯ではなく真空地
帯のため、少量の買いでも日経平均株価は上げ基調になる」とさ れ、一段と先高期待は高まっています。
東証プライム市場の売買高は21億4,573万株、売買金額は概算で5兆 9,628億円でした。
13日の新興企業向け株式市場で 【東証グロース市場】
250指数は続伸しました。終値は前営業日比10.96ポイント高の 720.48でした。同日午後に日経平均株価の上げ幅が1,000円を超える 大幅高となったことで投資家心理が一段と強気に傾き、新興銘柄に も買いの勢いが強まりました。【4475】HENNGEなど好決算 を発表した銘柄の急伸も指数を押し上げました。市場では「プライ ム市場銘柄への買いが加速するなか、新興市場でも米経済指標への 警戒は高まっていないだ」との声もありました。グロース市場では 【5595】QPS研究所や【4169】ENECHANGEが上昇しま した。一方、【5253】カバーや【4477】BASEは下落しました
