座礁資産とは 脱炭素など社会環境変化で価値低下も
きょうのことば
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2024/2/16 2:00
▼座礁資産 市場や社会環境の変容で価値が毀損したり、大きく目減りしたりする可能性のある資産を指す。2011年に国際環境NGOの「カーボントラッカー」が発表した報告書で初めて座礁資産の概念を提唱したとされる。
座礁資産の例として、石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料に関連した資産があげられることが多い。化石燃料はエネルギー源として価値がある一方、温暖化ガスの排出量削減を求める声が強まっている。再生可能エネルギーの低価格化や消費者行動の変化に伴い使われなくなったりして、資産価値が大きく低下する恐れがある。化石燃料を資産に持つ企業は会計上の減損処理を迫られ、その企業へ投融資する投資家や金融機関には損失計上のリスクが発生する