中国のEVシフトとは 政府の支援で急伸
きょうのことば
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2024/3/13 2:00
▼中国のEVシフト 中国政府は電気自動車（EV）シフトをてこに世界市場を先導する「自動車強国」を見据える。2009年にEVなど新エネルギー車（NEV）の普及を進める方針を打ち出し、10年から22年まで販売補助金制度を全面導入した。メーカー側に一定比率のNEVの製造・販売を義務付ける制度も導入した。
中国メーカーのEV輸出台数も増加している。23年の中国の自動車輸出台数は22年比58%増の491万台で日本を抜き、初の世界首位になった。EVが全体をけん引しており、欧州や東南アジアでEV輸出を伸ばしている。各社は現地生産を進めており、中国EV大手の比亜迪（BYD）はタイやブラジルでの生産を計画する。
もっとも、新エネ車の開発や生産には多額の資金が必要になることから一部中国メーカーの淘汰が進んでいる。新興EVメーカーの威馬汽車は販売低迷や原材料価格の高騰が重なったことで経営難に見舞われ、破産を申請した。小型EVを手掛けていた雷丁汽車集団も破産申請した。
