バンブーズブログ

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NYダウ続伸で235ドル高 NVIDIA7%高、S&P500最高値


 
 
#北米 #国際
2024/3/13 5:26 (2024/3/13 6:37 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比235ドル83セント(0.60%)高の3万9005ドル49セントで終えた。このところ下げの目立っていた半導体株が上昇し、投資家心理が改善した。半面、2月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米長期金利が上昇したのは株式相場の重荷だった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、エヌビディアが7%あまり上昇した。エヌビディアは前日までの2日間で利益確定売りで7%下落し、相場を押し下げていた。売りが続くことへの懸念が広がっていただけに、押し目買いが入ったことで市場には安心感が広がった。アドバンスト・マイクロ・デバイスAMD)やクアルコムも上昇した。

半導体株高を受け、主力のハイテク株にも買いが及んだ。ダウ平均の構成銘柄ではマイクロソフトアマゾン・ドット・コム、アップルが上昇した。

もっとも、ダウ平均は下げる場面もあった。12日発表の2月のCPI上昇率は前年同月比3.2%と、ダウ・ジョーンズ通信が集計した市場予想(3.1%)を上回った。1月分に続いてインフレ圧力の根強さを示す結果となり、市場では「米連邦準備理事会(FRB)が利下げ開始への自信を深める内容ではなかった」(ウェルズ・ファーゴのサラ・ハウス氏)との見方があった。米長期金利が4.15%前後に上昇(前日終値は4.10%)し、株式の相対的な割高感が意識された。

スリーエムIBMウォルマートが上昇した。半面、航空機の納入遅れへの懸念からボーイングが大きく下げた。ナイキやハネウェル・インターナショナルにも売りが出た。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日比246.362ポイント(1.53%)高の1万6265.636で終えた。メタプラットフォームズやネットフリックスが上昇した。

多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日比57.33ポイント(1.12%)高の5175.27と過去最高値で終えた。