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陸自ヘリ事故 調査結果‼️ロールバック

陸自ヘリ事故「ロールバック」発生か 防衛省が調査結果
 
 
#陸自ヘリ事故
2024/3/14 16:08 (2024/3/14 16:47 更新)
2023年4月に沖縄県宮古島付近で陸上自衛隊のヘリコプターが墜落し10人が死亡した事故で、防衛省は14日、2基あるエンジンのうち1基で、出力が徐々に低下する「ロールバック」と呼ばれる現象が起きたとする調査結果を発表した。1基の稼働が止まり、残る1基の出力も低下したことで高度を保てなくなり墜落したと結論づけた。

 
事故が起きたUH60JAヘリはエンジンを左右に1基ずつ搭載している。片側に不具合が生じても残る片側で飛行が継続でき、安全性が高いとされていた。陸自は再発防止策を実施したうえで、同型機の飛行を全面的に再開する。

防衛省自衛隊機でロールバックが確認されたのは初めてで、エンジン2基の出力が相次いで下がる事態も「報告事例がない」としている。残った1基の出力低下の要因は「特定できなかった」とした。気象などの外的な条件や機体の整備は事故と「関連がない」と判断した。

調査結果によると、回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析などから、右側エンジンでロールバックが発生したとみられる。エンジンに供給される燃料が不足すると起きる可能性があり、今回は制御装置や装置に空気を送る配管に漏れや詰まりといった異常が生じ、引き起こされたと推定した。

ロールバックが始まって約20秒後に右側エンジンが稼働停止。その約20秒後には左側エンジンでも出力低下が始まった。高度300メートルほどを飛行中だったヘリは急激に失速し、最初の出力低下から90秒ほどで墜落した。

左側エンジンの出力低下で考えられる要因として、エンジン部品の異常や搭乗員による出力を抑える操作の可能性を挙げた。だが、いずれも裏付けるデータがないとして特定はしなかった。