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東証大引け 日経平均続落、139円安 米利下げ観測後退、円安は下支え


 
 
#国内株概況 #株式 #マーケット
2024/4/11 15:29
11日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比139円18銭(0.35%)安の3万9442円63銭だった。インフレ継続を受けた早期の米利下げ観測の後退を背景に、前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落し、東京市場でも売りが優勢だった。朝方は下げ幅が500円を超える場面もあったが、下値では押し目買いが入った。外国為替市場で円安・ドル高が進み、輸出関連株の一角が買われた。

10日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなり、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が従来見込まれていた6月から7月か9月にずれ込むとの見方が広がった。米金利の高止まりが続くとの受け止めから、グロース(成長)株を中心に相対的な割高感を意識した売りが出やすかった。

もっとも売り一巡後は下げ幅を縮小した。3月の米CPIの結果を受けて米長期金利が上昇するのに伴い、外国為替市場では日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが加速。円相場は34年ぶりに1ドル=153円台を付ける場面があった。トヨタデンソーなど輸出関連株の一角には採算改善を期待した買いが入り、日経平均を下支えした。

東証株価指数TOPIX)は小幅に反発した。終値は4.17ポイント(0.15%)高の2746.96だった。JPXプライム150指数は続落し、1.36ポイント(0.11%)安の1185.03で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆1293億円、売買高は16億735万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は893。値上がりは697、横ばいは62だった。

東エレクやスクリンなど半導体関連株の一角が安い。ファストリソフトバンクグループ(SBG)、KDDIなど値がさ株が下落した。三井不や安川電のほか、セブン&アイやイオンが売られた。一方、ファナックや日立が高い。三菱重や荏原、日立建機が上昇した。三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も買われた。 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕