#茨城 #地域 #群馬
2024/4/30 20:55
総務省が30日発表した住宅・土地統計調査（速報値）によると、北関東3県の空き家数は2023年10月時点で計52万2000戸だった。18年の前回調査（51万6200戸）に比べて6000戸近い小幅の増加だった。賃貸・売却用や別荘などを除いた「放置空き家」が総住宅数に占める割合は3県とも上昇し対策が急務となっている。
総住宅数に占める空き家全体の割合は茨城が0.7ポイント減の14.1%、栃木は0.4ポイント減の16.9%、群馬は前回調査と同じ16.7%だった。一方、居住される見込みがない放置空き家率は茨城が0.8ポイント増の6.7%、栃木は0.4ポイント増の6.6%、群馬は1ポイント増の7.6%と上昇した。
群馬は全国平均（5.9%）を1.7ポイント上回り、関東1都6県で最高。県内で空き家の利活用の動きはあるが、地域差があるという。県住宅政策課の担当者は「しっかり分析して対策に生かしたい」と話す。
茨城も関東で2番目に高い。県内44市町村のうち23年4月時点で43自治体が「空家等対策計画」を策定した。「市町村への助言や情報提供などを通じ対策を進めたい」（県住宅課）
