バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

《来週の見通し5月13日以降》


来週の日経平均株価は波乱含みな動きになりそうです。
15日に米国で発表される4月消費者物価指数(CPI)が注目を集めま す。市場予想を下回る結果となれば米国の早期利下げ期待が高ま
り、米国株の堅調継続が見込まれる一方、市場予想を上回り、米国 の長期金利が上昇するようだと、米国株は足元の動きが良い分、失 望の反応が大きくなると想定します。日本株を見る上ではドル円の 動向にも注意を払う必要があります。米長期金利が低下しても、そ れに伴いドル安(円高)が急速に進行した場合には、日本株の上値を 抑える要因となります。米長期金利が上昇すればその逆となります が、足元155円近辺で推移しているドル円がここからさらにドル高 (円安)に振れた場合には、為替介入への警戒が再燃するかもしれま せん。米国ではCPIだけでなく、卸売物価指数(PPI)や小売売上高の 発表もあり、また、16日には半導体大手のアプライド・マテリアル ズが決算を発表予定で、注目度の高い企業の決算発表が多く控えて います。しかし、来週は米国の材料の方がクローズアップされて、 米長期金利ドル円動向に神経質となる状態が続くと予想し ます。