バンブーズブログ

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【2024年6月17日株レポート】

 

■本日の株式相場状況
「リスク回避目的の売り圧力で、大幅反落!」
17日の国内株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前週末比712円 12銭安の3万8,102円44銭で取引を終えました。
《本日の国内株式市場》 はリスク回避目的の売り圧力が先物主導で増幅され、日経平均株価 は一気に水準を切り下げました。一時は800円を超える急落で3万 7,900円台まで下押す場面もありました。欧州の政局不安などを背 景に海外投資家と思われる売りが225先物を絡め高水準となり、全 体指数を押し下げる格好となりました。日銀による大規模金融緩和 策の転換への思惑が外国為替市場で円高に誘導し、これも輸出セク ターを中心に逆風となりました。値下がり銘柄数は後場になってや や減少しましたが、プライム市場全体の77%の銘柄が下落する個別 株ベースでも売り圧力の強い地合いでした。また売買代金は前週末 のメジャーSQ算出日を除けば、6営業日連続で4兆円台を下回って います。
【業種別】 では不動産業、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、輸送用機器など が下落した一方、医薬品のみ上昇しました。
【個別銘柄】 では、売買代金トップとなった【6146】ディスコが大きく下値を 探ったほか、売買代金2位の【6920】レーザーテックや【6857】ア ドバンテスト半導体製造装置の主力銘柄が軒並み売られました。

【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟 調。また、【7203】トヨタ自動の下値模索が続き、【4004】レゾ
ナック・ホールディングスなど幅広い銘柄が売られました。 半面、米アップルの上昇などを材料に【6976】太陽誘電が独歩高と
なり年初来高値を更新。低位株では【7238】曙ブレーキ工業が急 動意をみせ値上がり率トップに。【7034】プロレド・パートナーズ がストップ高に買われ、【3415】TOKYO BASEも活況高 となりました。
【チャート分析】
17日の日経平均株価・日足は「中陰線」となりました。米国景気の 減速や欧州政局不安という悪材料を複合的にとらえられ、短期筋な
どによる先物売りが強まった形となりました。関係者からは「米国 や中国に比べ、欧州の影響は日本経済にとって限定的で、欧州政局 の不安を背景にした株安の動きは早晩落ち着くだろう」との声も聞 かれました。今週から月末にかけて約7兆円超の配当の支払いが ピークを迎えるため、配当の再投資への需給が相場を下支える可能 性もあるため、押し目買いや値ごろ買いも入りやすくなるかもしれ ません。
プライム市場の売買高は15億7,082万株、売買金額は概算で3兆6,272 億円でした。
17日新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は7営業日ぶ りに反落しました。終値は前週末比0.50ポイント安の638.23でし た。日経平均株価が大幅に下落し、新興株市場でも投資家心理の悪 化を映した売りが優勢でした。グロース250指数は前週末までに6営 業日続伸しており、このところ上昇が目立っていた新興銘柄を中心 に利益確定売りが出ました。もっとも、グロース250指数は大引け にかけて、前週末の終値近辺まで下げ幅を縮小しました。再生細胞

薬の製造販売承認を期待した思惑買いで【4592】サンバイオが大幅 高となるなど、一部の主力銘柄の上昇が指数を下支えしました。
【グロース市場】 では【5253】カバーや【7095】Macbee Planet、
【4894】クオリプスは下落しました。一方、【6255】エヌ・ ピー・シーや【9338】INFORICHは上昇しまし