バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年4月23日株レポート】

「欧米株高受け続伸も商い低調で上値重い展開!」
23日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比113円55
銭高の3万7,552円16銭で終えました。
《本日の国内株式市場》
は前日の欧米株高を受けリスク選好の地合いが続きましたが、売買
代金上位の半導体主力銘柄が総じて軟調な動きとなるなど、盛り上
がりに欠ける展開でした。
《前日の米国株式市場》
ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が7営業日ぶり
に反発し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇、
外国為替市場》
では更に円安が進んだことで、半導体セクターには追い風が意識さ
れましたが、これを好感する動きは朝方の取引開始直後に限られま
した。半導体関連株が寄り後一斉に値を消す展開となり、日経平均
株価も一時はマイナス圏に沈みました。主要企業の決算発表が本格
化するなか、この結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせる
要因になったようです。
【業種別】
では保険業、証券・商品先物取引業、建設業、その他金融業、食料
品などが上昇した一方、海運業、ゴム製品、金属製品、ガラス・土
石製品、繊維製品などが下落しました。
【個別銘柄】
では、【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ、【8316】三
井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが頑強な値動きを示

したほか、【9983】ファーストリテイリングも買われました。他に
も、築地再開発などが影響し【1812】鹿島も上昇。【4587】ペプ
チドリームも活況高となりました。
半面、【6920】レーザーテック、【6146】ディスコなど半導体
力株はいずれも朝高後に売りがかさみ下値を探る展開に。【6315】
TOWAが値を下げ、【3778】さくらインターネットが大幅下落、
【6266】タツモも売りに押されました。
【チャート分析】
23日の日経平均株価・日足は「小陽線」となりました。国内では本
日引け後に【6594】ニデックが決算を発表しています。米国では本
日引け後にテスラが決算を発表予定で、時間外の反応を明日の国内
株式市場で消化します。日本株は本日までは3月決算銘柄を手がけ
づらかったですが、ここからは決算を確認した銘柄は売買が活況に
なると思われるだけに、売買代金が増加傾向となっていくかが注目
されると思われます。
東証プライム市場の売買高は14億3,044万株、売買金額は概算で3兆
7,014億円でした。
23日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は小幅に
反落しました。終値は前営業日比0.61ポイント安の650.64でした。
新興市場では積極的な売買は見送られ、東証グロース市場の売買高
は連日で低調でした。市場では「3月期企業の決算発表や日銀が25-
26日に開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードがあ
る」との声がありました。
【グロース市場】
では【135A】VRAIN Solutionや【153A】カウリス
が上昇しました。一方、【3905】データセクションや【4478】フ
リーは下落しました