3/21(火) 11:44
7回、吉田正尚の同点3ラン本塁打でベンチ前でハイタッチする(カメラ・岩田 大補)
◆WBC2023 ▽準決勝 日本―メキシコ(20日、米フロリダ州マイアミ・ローンデポパーク)
侍ジャパンの村上宗隆内野手(ヤクルト)が9回、劇的な逆転サヨナラ二塁打を放ちメキシコに勝利。優勝した2009年の第2回大会以来3大会ぶりの決勝進出を決めた。あす21日(日本時間22日)の決勝戦ではスター軍団のアメリカと対戦する。
もどかしい展開だった。4回に先発・佐々木朗(ロッテ)が3ランを被弾。6回までは打線も沈黙して得点を奪えなかった。5回からは2番手で山本(オリックス)が登板。何とか無失点で踏ん張った。すると3点を追う7回に吉田正(オリックス)が右翼ポール際へ同点の3ラン。「追いついたのでここから勝ち越しましょう。お待たせしました」と興奮気味に振り返った。
だが、直後の8回に山本、湯浅が踏ん張りきれず2失点。再び追う展開になった。それでも8回に代打・山川の左犠飛で追いつき、なおも2死一、二塁のチャンスを作ったが、近藤が見逃し三振に倒れていた。9回表は大勢(巨人)が無安打無失点の好投で流れを呼び込み、劇的サヨナラ打につなげた。