バンブーズブログ

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米国務長官、ロシア外相と電話協議 《米紙記者の釈放要求》


 
 
#北米 #バイデン政権 #ヨーロッパ
2023/4/3 0:40 (2023/4/3 0:52 更新)
ブリンケン米国務長官は記者拘束に関し「受け入れられない」と伝えた=ロイター
【ワシントン=中村亮】ブリンケン米国務長官は2日、ロシアのラブロフ外相と電話協議した。ロシア当局がスパイ容疑で拘束した米紙記者の早期釈放を求めた。ロシア側は裁判所が記者の扱いを決めると強調し、即時釈放に否定的な姿勢を示した。記者拘束が米国とロシアの新たな火種に浮上してきた。

国務省のパテル副報道官は2日の声明で、ブリンケン氏が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシュコビッチ記者の拘束に関し「受け入れられない」と断じて「深刻な懸念」を伝えたと説明した。

ブリンケン氏はゲルシュコビッチ氏の状況を把握するため、在ロシア米大使館の外交官が十分に接触する機会をつくるよう求めたとみられる。同氏は、3月末に軍事産業の集積地として知られるロシア中部エカテリンブルクを取材中に拘束されたとされる。

ロシア外務省によると、ラブロフ氏は協議でゲルシュコビッチ氏の事件を政治的に扱うことは容認できないと述べた。同氏がジャーナリストとしての立場を装って国家機密に関する情報を収集しようとして現行犯で捕まったと強調した。

ジャンピエール米大統領報道官は30日の声明で拘束について「最も強い言葉で非難する」と強調し、バイデン大統領も早期解放を訴えていた。

ブリンケン氏はロシア当局が拘束中の元米海兵隊員ポール・ウィラン氏の解放も重ねて求めた。