バンブーズブログ

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中部の企業入社式、リアル開催が拡大 脱マスクも


 
 
#新型コロナ #愛知 #中部
2023/4/4 1:49
愛知銀行中京銀行はあいちFGとなり初めて入行式を合同で実施した
中部の主要企業は3日、入社式を開いた。新型コロナウイルス禍の行動制限も緩和され、会場でのリアル開催が増えた。出席者がマスクを付けない企業も目立った。経営トップからは時代や経営環境の変化に合わせて成長することを期待するメッセージが相次いだ。

トヨタ自動車は愛知県豊田市の本社で入社式を開いた。1日に就任した佐藤恒治社長は大切にしている言葉として、グループ創始者豊田佐吉氏にならい「百折不撓(ひゃくせつふとう)」をあげた。何度失敗してもくじけないことを指す言葉で、「失敗は必ず皆さんの糧になる」と語りかけた

デンソーは4年ぶりに対面の入社式を開いた。有馬浩二社長は「皆さんと同じ場に集まってお話しできる日が戻ってきたことを本当にうれしく思う」と述べた。マスクは任意だったが、着用する社員も多かった。有馬社長が「顔をみせてほしい」とマスクを外すように促す場面もあった。アイシンも4年ぶりに対面式で開催した。吉田守孝社長は「モビリティーの未来に貢献し続けている企業であるという自信と誇りを持ってほしい」と述べた。

中部電力も4年ぶりに対面で開催した。グループ3社合計で405人の新入社員の大半がマスクを外し、壇上の役員もマスクなしで出席した。林欣吾社長は脱炭素の流れに触れたうえで「エネルギー事業を取り巻く環境は歴史的な転換点を迎えている。大きな変化は経営を革新するための絶好のチャンス」と強調。新しいアイデアを積極的に提案するよう求めた。

2022年10月に統合してあいちフィナンシャルグループ(FG)を設立した愛知銀行中京銀行は初めて合同入行式を開き、計174人の新入行員が参加した。伊藤行記あいちFG社長は「課題解決に向けた提案をするビジネスモデル構築を目指している。自分自身をレベルアップして、常に前向きに努力し活躍することを期待する」と激励した。

愛知県が開いた入庁式には新規採用職員495人が参加した。大村秀章知事は「新型コロナを乗り越え、社会経済活動をしっかり回すことが愛知のみならず日本全体の大きな課題だ」と訓示した。名古屋市は参加者の4割が市公館に集まり、残りの6割が各区役所からオンラインで出席した。引き続き感染対策に配慮した。