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ウクライナ侵攻の軍事機密、SNSへ流出か 米が調査 #ウクライナ侵攻 #ヨーロッパ 2023/4/8 7:12 ロシアの攻撃が続く中、要衝バフムト近くで歩兵戦闘車に乗るウクライナ軍兵士たち(6日、ウクライナ東部ドネツク州)=ロイター 【フランクフルト=林英樹】ロシアのウクライナ侵攻に関する米国と北大西洋条約機構(NATO)の軍事機密文書がインターネット上に流出した疑いがあることが明らかになった。時期や場所など戦闘計画の詳細は記載されていないが、反撃を準備する旅団数や装備量などの情報が含まれており、米国防


 
#ウクライナ侵攻 #ヨーロッパ
2023/4/8 7:12
ロシアの攻撃が続く中、要衝バフムト近くで歩兵戦闘車に乗るウクライナ軍兵士たち(6日、ウクライナ東部ドネツク州)=ロイター
【フランクフルト=林英樹】ロシアのウクライナ侵攻に関する米国と北大西洋条約機構NATO)の軍事機密文書がインターネット上に流出した疑いがあることが明らかになった。時期や場所など戦闘計画の詳細は記載されていないが、反撃を準備する旅団数や装備量などの情報が含まれており、米国防総省は事実関係の調査に乗り出した。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、機密文書はSNS(交流サイト)を通じて拡散した。最も新しい文書は3月1日付けで、ウクライナ軍の編成や装備、訓練計画など大規模反撃に関連する内容も含まれていた。

ウクライナの12部隊のうち、9部隊が米国とNATOの訓練を受けているとも書かれていた。死傷者数など一部の情報が改ざんされている可能性もあり、米国防総省は情報の消去を進めているという。

国防総省のシン副報道官は「問題を認識しており、調査を進めている」と述べた。ウクライナ大統領府は7日、最高軍事司令本部の会議が開かれたことを明らかにした一方、内容については「会議の出席者は軍事計画に関する情報漏洩を防ぐための措置に焦点を当てた」と述べるにとどめた。

ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は6日、地元メディアのインタビューで「大規模反撃がいつ、どのように始まるかについて情報を持っている人物は非常に限られ、3〜5人しかいない」と語った。大規模反撃に関する何らかの情報が出ても「完全に真実ではない可能性がある」と情報管理の徹底に自信をみせていた。

東部ドネツク州の要衝バフムトをめぐる攻防戦について、英国防省は7日、ロシア軍が市内を流れるバフムトカ川の西岸を制圧した可能性が高いとの分析を公表した。ただウクライナ側は、ロシア軍が特定の場所で戦術的な成功を収めても、戦況を左右する戦略的な成功にまでは至っていないと強調する。

バフムトでの大規模反撃に向け、ウクライナは2月初旬から志願兵の募集を始めた。ロイター通信によると、志願兵4万人で構成する8つの旅団を新たに組織した。クリメンコ内務相は軍事経験のない民間人に最大4カ月、元兵士や警察官には2カ月の訓練が必要になると述べており、数週間〜数カ月以内に東部戦線に投入される見通しだ。

ウクライナのゼレンスキー大統領は6日のビデオ演説で「ウクライナの防衛と保護、兵士の回復・維持は交渉の最大の焦点だ」と述べ、大規模反撃を前に欧米各国に対して支援拡大を訴えた。