待望の1号だ。1-3で迎えた6回2死二塁の第3打席、ヌートバーが内角高めのカットボールをコンパクトに振り抜くいた。ライナー性の鋭い打球は右翼手の頭上を越え、値千金の同点2ランに。一塁を回ったところで渾身のガッツポーズを見せたが、ミズーリ州地元ラジオ局「KMOX」のスペイン語実況席では「アリガトウゴザイマーーーーーーーース!」と日本語を絶叫しての大興奮となった。
実際の音声付き映像をカージナルス公式のスペイン語版ツイッターも公開。三塁を回ったところでは、日本代表の一員として戦ったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で話題になった、ペッパーミル・パフォーマンスも披露していた。
劣勢の中での一撃には、ツイッター上の日本ファンも歓喜。「たっちゃんのペッパーミル見れてうれしい」「ナイスホームラン!」「たっちゃん!ノッてるね!」「流石の日本代表」「たっちゃん復活やな」「朝から嬉しいです」「たつじの一発で元気出たよ」「かっこいいっ!嬉しそうで嬉しい」などと反応していた。
これで試合を振り出しに戻したカージナルスは、延長10回に5-4とサヨナラ勝ち。ヌートバーは開幕戦での左手親指負傷から復帰後、2試合目での今季初本塁打となった。