配信 2023年4月21日 12:41更新 2023年4月21日 14:43
朝日新聞デジタル
アフリカ北東部スーダンで国軍と激しい戦闘を続けている準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)が21日、72時間の停戦に合意すると発表した。ロイター通信が報じた。
停戦は同日午前6時から。RSFは声明で「市民が避難する人道回廊の開設のため」とした。国軍側からの発表はない。
戦闘は、RSFの軍への編入計画をきっかけに両者の間で15日に始まった。首都ハルツームの政治中枢地区や住宅地のほか、全土に広がり、世界保健機関(WHO)によると死者は少なくとも330人、負傷者は3200人に上っている。
国連のグテーレス事務総長は20日、スーダンを含むイスラム圏で21日から断食月(ラマダン)明けの祭日が始まるのに合わせて、少なくとも3日間の一時停戦を呼びかけていた。(多鹿ちなみ)