#陸自ヘリ事故
2023/4/21 19:52
沖縄県の宮古島付近で陸上自衛隊のヘリコプター「UH60JA」が行方不明になった事故で、陸自は21日、死亡が確認された5人のうち1人の身元が、坂本雄一第8師団長（55）=同日付で交代=と判明したと発表した。
自衛隊と海上保安庁は21日も不明者4人の捜索を続けた。陸自は同日、海底に沈んだ機体の回収作業を委託するため入札を実施し、深田サルベージ建設のグループ企業「オフショアエンジニアリング」（東京）と約10億円で契約した。早ければ4月下旬にも作業を始める方針。
これまでの捜索で、機体の胴体部分と6人が宮古島の西隣にある伊良部島北約6キロの水深約106メートルの海底で見つかったが、残る4人の行方は分かっていない。
深い海での活動を可能とする「飽和潜水」と呼ばれる特殊技術を活用した捜索により、自衛隊は5人を引き上げ、いずれも死亡を確認。うち2人は第8師団司令部の幹部と判明し、陸自は20日に氏名を公表した。〔共同〕
