2023/04/22 09:44
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火の手と黒煙が上がるクリミア大橋（２０２２年１０月）＝ロイター
ロシア通信などによると、モスクワの裁判所は２１日、ロシアが一方的に併合しているウクライナ南部クリミアと露本土を結ぶ「クリミア大橋」で昨年１０月に発生した爆発に関与したとして、ウクライナ国防省情報総局のキリロ・ブダノフ局長に逮捕状を出した。
露当局は、テロ組織の設立や違法な爆発物の取得などに関わった罪でもブダノフ氏を起訴。ロシア側の一方的な主張に基づき、本人不在のまま刑事手続きを進めるとみられる。
ブダノフ氏は２１日、ウクライナのメディアで、逮捕状に関し、「私たちの働きに対する良い指標だ。さらに優れた仕事をすることを約束する」と述べた。
クリミア大橋の爆発について、ロシアのプーチン大統領は「ウクライナの情報機関によるテロ行為」と主張。露捜査当局はブダノフ氏が中心的な役割を果たしたとしてきた。ウクライナ側は公式に爆発への関与を認めていない。
