バンブーズブログ

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NYダウ反発、408ドル高 債務上限問題の合意に期待感


 
 
 
2023/5/18 5:16 (2023/5/18 5:45 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比408ドル63セント(1.2%)高の3万3420ドル77セントで終えた。米債務上限問題を巡って、与野党の合意に向けた期待が広がり、買いが入った。米小売り大手が発表した四半期決算が市場予想を上回り、米経済の屋台骨である消費の先行き不安が薄れたのも相場を押し上げた。

バイデン米大統領は17日、債務上限問題について「(野党と)合意に至る確信があり、米国はデフォルト(債務不履行)を引き起こさない」と述べた。野党・共和党マッカーシー下院議長も「合意できる」との認識を示した。与野党がデフォルトを回避するために合意に前向きな姿勢を見せたことで投資家心理が改善した。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、小売り大手のターゲットが17日発表した2023年2〜4月期決算は市場予想を上回る内容だった。前日にホームセンターのホーム・デポが低調な決算を発表したことで高まった消費の先行き不安が和らいだ。ホーム・デポが買い直されて4%高で終えたほか、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど他の消費関連株にも買いが広がった。航空機のボーイングも上昇した。

半面、製薬のメルクや日用品のプロクター・アンド・ギャンブルといったディフェンシブ株の一部には売りが目立った。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比157.513ポイント(1.3%)高の1万2500.566で終えた。株主総会で新型車の開発に言及があった電気自動車のテスラが上昇した。半導体のエヌビディアも買われた。